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ツキノワグマ

問い合わせ番号:10010-0000-0524 更新日:2025年10月29日

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ツキノワグマ目撃情報

ツキノワグマは早朝・夜間の出没が多くなりますので、朝方や夕方の外出は注意してください.

令和7年度 ツキノワグマ目撃(痕跡)情報一覧
場所
7月8日(火曜日) 午前8時半頃 蓑毛バス停から県道70号線沿い西へ1km地点    
8月22日(金曜日) 午後6時頃 大倉尾根登山道駒止茶屋付近
9月14日(日曜日) 午後3時20分頃 菖蒲「ゆのさわ南緑地公園」付近の沢
9月28日(日曜日) 午前1時頃 駒止茶屋と堀山の家の中間地(大倉・尾根登山道)
10月4日(土曜日) 午前11時頃 後沢乗越の東側500mの沢下20m付近
10月7日(火曜日) 午後4時頃 蓑毛バス停から菜の花台展望台間の県道70号線上
10月23日(木曜日) 午後1時半頃 ミズヒ沢渡渉点と本沢渡渉点の間(西山林道)
10月29日(水曜日) 午後12時半頃 西山林道ゲートから1kmほど先の地点

神奈川県のツキノワグマ情報について

ツキノワグマの特徴

神奈川県では、ツキノワグマは主に丹沢山地に生息していますが、生息数は約80頭と推定され、「神奈川県レッドデータブック2006」では、絶滅危惧【1】類に区分されています。

生息数が非常に少ないことから、県内では狩猟者へ捕獲の自粛を呼びかけ、保護を行っています。

  • 能力:嗅覚、聴力は優れているが、視力はあまりよくないといわれている。木登り、穴掘りなどのため力が強く、爪が発達している。人よりも早く走り(時速40キロ)、水泳も得意である。
  • 性格:臆病だが、子連れの親は強気
  • 生態:植物性に偏った雑食性。ハチミツが好物。植物(葉、花、根、実、山菜等)を中心に、昆虫、サワガニなど様々なものを季節により食べ分けている。動物食は約10%で、魚や昆虫、動物の死体や罠にかかったイノシシを食べることもある。
    秋にはドングリなど栄養価の高い木の実をたくさん食べて体に脂肪をたくわえ、冬には大きな木の根元の穴や岩穴などに入って冬眠する。メスは冬眠中に1~2頭出産する。
  • 行動範囲:年齢や餌の分布と量によって変動する。
    オスは通常30平方キロから50平方キロ、まれに100平方キロを超える個体もいる。
    メスは通常10平方キロから30平方キロ、まれに50平方キロ程度。

人里近くで目撃もしくは遭遇したら

人家近く(人里)で目撃した場合や痕跡を見つけた場合は、直ちに次のいずれかに連絡して下さい。

  • はだの都市農業支援センター:0463-81-7800  土曜・日曜日:市役所0463-82-5111 
  • 湘南地域県政総合センター環境調整課:0463-22-2711
  • 秦野警察署:0463-83-0110

ツキノワグマは早朝・夜間の出没が多くなります。近隣にお住いの方は、外出される際、ラジオや鈴など音の鳴るものを携行し、単独行動や朝夕の時間帯を避けての外出などを心掛け、十分ご注意ください。

ツキノワグマによる被害を受けないために

ツキノワグマは、秋になると冬眠を前にして餌を求めて活発に活動します。丹沢山地はクマの生息地のため、どこでもクマと出遭う可能性があります。

また、餌を求めて活動しているうちに、人里に出没することもあり、秋には人と遭遇する機会が増える可能性が高くなります。

クマは元来臆病な性格なので、積極的に人を襲うことはありません。

ただし、出あい頭など、身の危険を感じた場合には人を攻撃してくることもあります。クマによる人身被害を防ぐには、「クマとあわない」「クマを引き寄せない」ことが第一ですが、それでも出遭ってしまったら、「興奮しない、させない」ことが基本になります。

クマに出会わないために

  • 山に入るときにはクマの出没状況を収集し、危険な場所には近づかない。
  • クマが活発に行動する朝夕や霧が出ているときの行動はさける。
  • できるだけ1人での行動はさけ、2人以上で行動する。
  • 鈴、笛、ラジオなど音のするものを身につけ人の存在を知らせる。
  • 子グマを見つけたらそっと立ち去る(近くに母グマがいて危険です)。

もしクマに出会ってしまった場合には

  • あわてて急に立ち上がったり、大声をあげて騒いだり、物を投げつけたりして、クマを刺激しない。背中を見せて走って逃げたりしない(逃げると本能的に追いかけてきます)。
  • クマに向き合ったまま、動きを見ながらゆっくり後退する。

クマを引き寄せないために

  • 人や里山にクマを引き寄せないためにも、野山に生ゴミを捨てたり野生動物に餌を与えてはいけません。
    残飯などの味を覚えたクマは、やがて人里周辺にまで接近し被害を与えたりします。
  • 山麓の人里では、生ごみのほか、廃棄果樹や野菜なども適切な処理が必要です。
  • 耕作放棄地などヤブ化・林地化しているところは、クマなどの野生動物にとって格好の隠れ場所になるので、刈り払いを行うなどの管理を実施することも人里に引き寄せないためには効果的です。

しかし、万全な対策はありません。クマによって性格が違うともいわれています。山はクマの生活場所であることを忘れずに、十分注意して行動しましょう。

クマの痕跡

クマが人里に出没した場合、特徴的な足跡・痕跡を残します。
大きく黒いものが歩いていたり走っていった場合、イノシシやニホンジカの可能性もあります。畑等に残された足あと・痕跡を確認することも大事です。

クマの爪跡
クマの爪痕

柿を食べたフン
柿を食べたフン

草類を食べたフン
草類等を食べたフン

ドングリ類を食べたフン
ドングリ類を食べたフン

 

クマの足あと(10センチ-16センチ)
クマの足あと

クマによる枝折れ
クマによる枝折れ

クマの前足
クマの前足

クマ棚
クマ棚

クマと間違えやすい足あと

イノシシ

イノシシ足あと 絵・イノシシ足あと

ニホンジカ

シカ足あと 絵・ニホンジカ足あと

人間

ヒトの足あと

犬の足跡

このページに関する問い合わせ先

所属課室:環境産業部 農業振興課 農業支援・鳥獣対策担当
電話番号:0463-81-7800

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