鳥獣による農業被害への対策(秦野市鳥獣被害防止計画)
問い合わせ番号:10010-0000-0528 登録日:2024年4月22日
鳥獣害対策の基本的な考え方
野生鳥獣による農作物の被害を左右する主な要因としては、以下の3つが考えられます。
- 鳥獣・・・鳥獣の特性(個体数の変化、行動の変化等)
- 環境・・・被害地域の環境、加害鳥獣の生息環境の変化等
- 人・・・・被害を被った人、対策を行う人の行動や考え方
農作物への被害は、これらの要因が絡み合って発生し、またそれぞれの要因は、相互に関連し合います。したがって、これらの要因に対応し、被害を減少させるためには、野生鳥獣の管理手法である「環境整備」、「防除」、「捕獲」の3つの基本施策を総合的に進めていく必要があります。
捕獲(鳥獣の捕獲に関する取組)
捕獲とは、銃器やわなによる加害個体を捕獲する取り組みのことです。
防除(鳥獣から農地・農作物を守る取り組み)
防除とは、農林業や人身に対する被害発生の原因やプロセスを解明し、様々な被害防止技術(侵入防止柵の設置や住宅地からの追い払い等)により被害の軽減を図る取り組みのことです。
環境整備(人と鳥獣との棲み分けに資する取り組み)
環境整備とは、鳥獣の潜み場となる藪の刈り払いや鳥獣のエサとなる放棄果樹を伐採し除去することで、野生鳥獣の生息地と農地との間に緩衝地帯を設け、農地や集落への出没を減少させ、被害を減らす取り組みのことです。
秦野市は神奈川県、農協、地元猟友会等と連携しながら、これらの対策を推進しています。
秦野市鳥獣被害防止計画について
被害防止対策・・野生鳥獣を寄せ付けない営農管理
農地をエサ場にしない取組み
農地周辺には、農家にとっては価値のないものでも、鳥獣にとってはエサとなるものが数多くあります。これらを適切に管理することが、鳥獣を農地に引き寄せないことにつながります。
- 収穫しない野菜や果樹、間引いた株は農地に残さず、簡単に取られないようにネットで囲んだり、埋設等適切な処理をします。収穫適期が過ぎ出荷が終わったダイコン・サツマイモ・トウモロコシ・落花生は、根元から切るか引き抜き、耕起しておきましょう。
- すでに被害を受けた農作物は、鳥獣にとってはよいエサとなるので農地にそのまま放置せず、ネット防護や土に埋めるなど適切に処理しましょう。
- 家庭から出た生ゴミ、クズ野菜を堆肥がわりに農地や庭先に放置せず、コンポスト等を利用して堆肥化しましょう。
- 果樹園の下草はシカのよいエサとなるため、特に冬~春にかけて除草をしましょう。
- 農道や林道の、のり面やけいはん(畦畔)に生える雑草も、シカの良いエサとなるため除草をしましょう。
- シカのエサやイノシシの隠れ場所となりやすい林縁部の草地・竹林地は定期的に管理をしましょう。
農業被害の相談は はだの都市農業支援センターへ
住所:〒257-0015 秦野市平沢477番地(JAはだの農業団地センター1階)
電話番号:0463-81-7800
このページに関する問い合わせ先
所属課室:環境産業部 農業振興課 農業支援・鳥獣対策担当
電話番号:0463-81-7800