消防救急無線
問い合わせ番号:10010-0000-0914 登録日:2018年3月8日
消防機関では、携帯電話が普及する以前から電波で音声を伝達できる消防救急無線を活用してきました。消防救急無線は電話と異なり、相手が接続する、しないに関わらず、各端末に向けて一斉に音声を送信できることから、危険情報の伝達などに優れており、消防活動になくてはならない設備です。
消防救急無線のデジタル化
電波法関係審査基準が平成15年10月に改訂され、これまでアナログ通信方式だった消防救急無線がデジタル通信方式に規定されました。これを受け、秦野市消防本部でもデジタル化整備を進め、平成28年3月15日に運用を開始しました。
デジタル化のメリット
- 共通波を県内全体で整備したことにより、円滑な応援体制が確保されました。
- 音声が明瞭に聞こえることから、命令の誤認防止につながります。
- 文字情報の送信が可能になり、音声情報を補完します。
- 秘匿性が向上したことから、情報漏えいの危険性が軽減されました。
消防救急デジタル無線の運用
消防救急無線には本市消防本部が単独で運用する「活動波」と、県内の消防本部全体で運用する「共通波」があります。「活動波」は通常の警備体制下で運用し、各部隊間での情報伝達や、消防指令センターへの現場報告などに用いられます。「共通波」は大規模災害などで、市外や県外の消防機関と連携する場合に用います。
活動波について
本市消防本部が単独で運用する無線が活動波です。市内に基地局を2箇所設置して、電波の届かないエリアを補っています。また、各部隊には車載型の無線機と、携帯型の無線機を配備し、災害活動中であっても情報の発信、受信が可能です。
共通波について
これまで、各消防機関が単独で整備していた「共通の周波数をもつ無線設備」を神奈川県全体で整備したことにより、各所属の指令センターにいながら県内どこへでも無線電波を発信することができるようになりました。大規模災害や特殊な災害により、各消防機関の連携が必要な場合は、この共通波を用いて市外や県外の消防部隊と連絡を取ります。
このページに関する問い合わせ先
所属課室:消防本部 情報指令課
電話番号:0463-81-0119