二宮尊徳 生誕・ゆかりの地を巡るバスツアー 実施報告
問い合わせ番号:10010-0000-1901 登録日:2023年10月24日
平成25年10月19日、二宮尊徳にゆかりのある18市町村が加盟する全国報徳研究市長村協議会による、「全国報徳サミット」が本市で開催され、尊徳の教えである「報徳仕法」の検証を通して、これからのまちづくり・ひとづくりに必要な取り組みを学ぶことを記念し、二宮尊徳生誕の地及びゆかり(布教)の地を巡り、その仕法、理念を学ぶバスツアーを、平成25年8月に実施しました。
静岡県掛川市 (報徳仕法を布教した安居院庄七活動の地)
- 実施日:平成25年8月19日(月曜日)
- 行程:~大日本報徳社~天神蔵 浜松酒造~ 西遠連合報徳社~
大日本報徳社
幕末から明治に至る日本の黎明期、二宮尊徳の唱えた報徳仕法の普及を目指し、道徳と経済の調和・実践を説き、困窮にあえぐ農民の救済を目指した報徳運動が全国に広まりました。尊徳門下の岡田良一郎の力強い指導による活動が盛んだった掛川は、やがて全国の報徳運動の中核地となり、この地に「大日本報徳社」が開設されたのです。金次郎の像で知られる二宮尊徳が唱えた報徳仕法「至誠」「勤労」「分度」「推譲」の普及と実践を行う報徳社の本社。国の重要文化財、大講堂大広間ほか、正門に仰徳学寮に仰徳記念館などの掛川市や静岡県の指定文化財があり、歴史的建造物を見ることが出来ました。
当日は、大日本報徳社 専務理事より、大日本報徳社と、二宮尊徳、岡田良一郎と安居院庄七についてお話をいただきました。
天神蔵 浜松酒造株式会社
「出世城」「「昭華銀露」などの銘柄で知られる浜松酒造(浜松市)は1730年代に創業した菜種油の販売業を源流とする。様々な試練の中で若い当主が出会ったのが、二宮尊徳の報徳仕法だった。大きな目標を達成するため、小さな事をコツコツ積み上げる「勤労」、分をわきまえ適量、適度を旨とする「分度」、譲る心や社会への利益還元を説いた「推譲」これらの教えのもとに様々な活動を続けています。
当日は、浜松酒造より、西遠連合報徳社や安居院庄七についてのお話をいただきました。
西遠連合報徳社
遠州七人集の「山中」「中村」などの名も刻まれている、安居院庄七の碑のある西遠連合報徳社を訪れました。
神奈川県小田原市 (尊徳の出生地及び生家のある地)
- 実施日:平成25年8月22日(木曜日)
- 行程:~報徳博物館~尊徳記念館~
報徳博物館
幕末の疲弊した社会の再建人・二宮金次郎(1787~1856)の、「報徳」と呼ばれる人づくり、国造りの仕法とその業績を伝える博物館。二宮金次郎は、戦前の修身の教科書や“手本は二宮金次郎”といった小学唱歌、あるいは“薪負い読書”の少年像などで広く親しまれてきました。
日本と世界のあらゆる地域で役立てられることを願い、関連する多くの文献、資料、遺品、文化財等を陳列、公開し、研究等普及に努めている、報徳博物館を訪れ、館長代理から、報徳仕法などについて、お話をいただきました。
尊徳記念館
小田原市栢山は、尊徳の生誕の地。農村改革の指導者で、逆境を努力で切り拓き、惜しみなく働き、多くの農村の救済に尽力しました。
当日は、二宮尊徳の生涯や教えについてお話をいただき、ビデオ鑑賞、隣接する生家の見学を実施しました。
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