二子塚古墳出土の銀装圭頭大刀 附二子塚古墳横穴式石室内出土遺物
問い合わせ番号:10010-0000-2226 登録日:2021年8月21日
- 二子塚古墳出土の銀装圭頭大刀 (ふたごづかこふんしゅつどのぎんそうけいとうたち) 附(つけたり)二子塚古墳横穴式石室内出土遺物(ふたごづかこふんよこあなしきせきしつないしゅつどいぶつ)
- 平成25年指定
概要
平成22年7月5日、二子塚古墳の二次調査中に石室の中から検出された銀装圭頭大刀は、崩れた石の下敷きになっていたため、5つに折れているものの、柄頭から鞘尻までが揃っており、全形のわかる銀装圭頭大刀としては神奈川県内初の出土例です。長さは約50センチメートルと小ぶりであり、鞘口金具、鞘間金具及び鞘尻金具には、繊細な唐草風の文様を打ち出しており、工芸的にも優れた逸品であったことがうかがわれます。
また、二子塚古墳の主体部である横穴式石室内から出土した須恵器等も二子塚古墳の被葬者を考える上で欠くことのできないものであるため、大刀とあわせての指定となっています。
二子塚古墳出土の銀装圭頭大刀の概要
- 材質 刀身は鉄、装飾金具は銀、鞘は木
- 寸法 長さ49.8センチメートル、最大幅3.7センチメートル、最大厚1.9センチメートル
(銀装圭頭大刀出土状況)
二子塚古墳横穴式石室内出土遺物の内訳
- 石製小玉1点
- ガラス製小玉3点
- 須恵器25点
- 土師器1点
- 鞘尻(さやじり)金具1点
- 耳環(じかん)1点
- 鉄鏃(てつぞく)2点
- 金銅装(こんどうそう)馬具2点
所在地
はだの歴史博物館 (通常展示及び貸出等は行っておりません。)
このページに関する問い合わせ先
所属課室:文化スポーツ部 生涯学習課 文化財・市史担当
電話番号:0463-87-9581