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泉蔵寺 石造十王像

問い合わせ番号:10010-0000-2249 登録日:2024年5月31日

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市の指定重要文化財

泉蔵寺 石造十王像

  • 泉蔵寺(せんぞうじ)
  • 石造十王像(せきぞうじゅうおうぞう)
  • 平成15年指定

概要

  • 推定製作年代:中世
  • 十王(注1)像10体 像高24.0~26.3センチメートル
  • 地蔵菩薩像1体 像高24.5センチメートル
  • 奪衣婆(だつえば)像1体 像高24.7センチメートル
  • 司録(しろく)(注2)像1体 現存像高24.5センチメートル

 中世以降に盛んになった地蔵十王思想に基づき制作された十王像とされています。制作された年代を特定する資料はありませんが、地蔵菩薩像は両目が極端に細長く、一直線に並ぶという中世期(鎌倉時代後期から南北朝時代)の特色が見られます。その他の石仏の制作された年代も、同時代のものと思われます。
この像は、かつては千村に所在した東泉寺十王堂に安置されていました。明治初期に廃寺となりましたが、村の集会場として使われ続け、現在も「十王堂 憩の家」として利用されています。十王像は廃寺後も建物に収められたままでしたが、昭和42年に実施された文化財調査で発見されてからは泉蔵寺に場所を移しました。

語句の意味

(注1) 十王 閻魔大王をはじめとする人を死後に裁く十人の王のことであり、それぞれが決まった日に裁きを行う。

  • 秦広王(しんこうおう) 没後初七日に裁きを行う。
  • 初江王(しょこうおう) 没後二七日(14日)に裁きを行う。
  • 宋帝王(そうていおう) 没後三七日(21日)に裁きを行う。
  • 五官王(ごかんおう) 没後四七日(28日)に裁きを行う。
  • 閻魔王(えんまおう) 没後五七日(35日)に裁きを行う。
  • 変成王(へんじょうおう) 没後六七日(42日)に裁きを行う。
  • 太山王(たいざんおう) 没後七七日(49日)に裁きを行う。
  • 平等王(びょうどうおう) 没後百か日に裁きを行う。
  • 都市王(としおう) 没後一周忌に裁きを行う。
  • 五道転輪王(ごどうてんりんおう) 没後三回忌に裁きを行う。

(注2) 司録(しろく) 十王の書記官とされ、善悪の記録を管理するといわれる。

MAP

所在地

秦野市千村503

交通手段

神奈川中央交通バス「渋沢駅南口」バス停乗車、「千村台入口」バス停下車徒歩15分

  • 渋03「渋沢南口経由千村台」行き
  • 渋04「東原経由千村台」行き

地図情報

泉蔵寺 石造十王像

秦野市千村503

十王堂憩の家

秦野市千村871

このページに関する問い合わせ先

所属課室:文化スポーツ部 生涯学習課 文化財・市史担当
電話番号:0463-87-9581

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