SIDS乳幼児突然死症候群とは
問い合わせ番号:10010-0000-2445 登録日:2023年4月1日
SIDS(シズ:SuddenInfantDeathSyndrome)乳幼児突然死症候群とは、それまで元気だった赤ちゃんが事故や窒息ではなく、眠っている間に突然死亡してしまう病気です。
発症は年々減少傾向にはありますが、日本での発症頻度はおおよそ出生約4,000人に1人の割合です。生後2~6か月ごろが多く、そのほとんどが1歳未満の乳児期の赤ちゃんに起きています。
原因はまだわかっていませんが、次の育児環境の3点に留意すれば発症率が低下すると研究で明らかになっています。
留意すべき育児環境について
1 うつぶせ寝は避ける
うつぶせ寝が、あおむけ寝に比べてSIDSの発症率が高いという研究結果がでています。医学上の理由で必要なとき以外は、赤ちゃんの顔が見えるあおむけに寝かせるようにしましょう。また、赤ちゃんをなるべく一人にしないことや、寝かせ方に対する配慮をすることは、窒息や誤飲、けがなどの事故を未然に防ぐことになります。
2 たばこはやめる
両親が喫煙する場合、両親が喫煙しない場合よりSIDSの発症率が高くなるというデータがあります。妊婦自身が禁煙することはもちろん、妊婦や赤ちゃんのそばでの喫煙も避けるよう、身近な人の協力が必要です。
3 できるだけ母乳で育てる
母乳による育児が赤ちゃんにとって望ましいことは良く知られています。母乳で育てられている赤ちゃんは、人工乳で育てられている赤ちゃんと比べてSIDSの発症率が低いといわれています。人工乳がSIDSを引き起こすわけではありませんが、できるだけ母乳で育てるようにしましょううつぶせに寝かせたときの方がSIDSの発生率が高いということが研究者の調査からわかっています。
11月は乳幼児突然死症候群(SIDS)対策強化月間です
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