平成26年(2014年)7月1日 健康づくり特集 自分でつくる健康がいちばん ~生活習慣病予防のため、年1回特定健診へ行きましょう!~ 秦野市特定健診 PRキャラクター とくちゃんていちゃん  秦野市国民健康保険加入者の医療費状況を見ると、全体の医療費のうち、生活習慣病の疾患を含む医療費は過半数を超えています。特定健診で健康状態を毎年確認し、健康づくりにつなげましょう。 生活習慣病の要因を早期に発見  特定健診は40歳から74歳までの方を対象とした生活習慣病を予防するための健診で、メタボ健診とも言われています。この健診により動脈硬化を進行させる高血糖や脂質異常及び高血圧の症状を早期に発見することで心臓病・脳卒中など重篤な病気の予防につながります。 年1回の健診を  特定健康診査は、加入している健康保険(国保、健保組合など)が実施します。主な検査内容は、身体計測、血圧測定、血液検査、尿検査、医師の聴打診であり、中でも腹囲(おへそ周り)の測定や血液検査はメタボリックシンドロームの状態を調べる重要な検査のひとつです。 特定健診の結果から、生活習慣病の発症のリスクがあり、生活習慣の改善による生活習慣病の予防効果が期待できる方に対して、生活習慣を見直すサポートを実施します。 (特定保健指導「すっきり健康体」) 健康がいちばん  いつまでも健やかな生活を送りたい。多くの人がそう願いながら、毎日の生活習慣により引き起こされる生活習慣病は年々増加しており、医療費は、40歳を境に増加しています。  特定健康診査を受けることで健康状態を毎年確認し、将来の健康づくりにつなげていくことが重要です。 医療費の負担を増やさないために  生活習慣病の重症化を防ぐことは医療費適正化に不可欠です。平成24年度秦野市国民健康保険の特定健診受診率は31・2%でした。特定健診を定期的に受診しなければ、生活習慣病の重症化を招き、将来、高額な医療費が必要となり、結果的に保険税負担が大きくなる可能性があります。医療費の負担が大きくならないために、病気の早期発見や予防を意識した健康づくりが有効です。ご家族や友人、ご近所など、地域全体で健康寿命を延ばすため、特定健診を受診しましょう。 健診を受けて、健康状態の確認を (いいぬまクリニック飯沼院長) 先生からのひと言  生活習慣病は自覚症状がないうちに進行します。症状がでた時には、継続した治療を受けることになり、症状がない状態で病気の根を見つけて治療・予防することが重要です。医学的見地に立ち、健康かどうかを判断するため、ぜひ、年1回受診しましょう。 特定健康診査・特定保健指導の流れ(秦野市国保加入の場合) ①受診券の送付  国保年金課より40〜74歳の国保加入者に「特定健康診査受診券(ピンク色)」が送られます。受診券には受診期限や受診料が記載されていますので、必ずご確認ください。(今年度は6月初旬にお送りしています。) ②受診医療機関を選ぶ  受診券同封の「実施医療機関一覧」を参照し、受診を希望する医療機関をご確認ください。  予約が必要な医療機関もありますので、ご注意ください。 ③特定健診の受診  受診当日は、国保の保険証・受診券・質問票・受診料をご持参ください。 ④健診結果の送付  まず、医療機関により、健診結果が通知(郵送または手渡し)されます。  次に受診から2~3か月後に、市から結果通知表(健診結果)と生活習慣の改善に役立つ情報提供があります。  また、生活習慣病のリスクが高い方には、特定保健指導の案内が同封されます。 秦野市国保の状況 秦野市国保に加入している人は、全国に比べるとメタボの人が少ないね。これは生活習慣が関係しているのかな?  腹囲(おへそ周り)を測定することは、メタボリックシンドロームの状態を調べる重要な検査のひとつです。  男性は、85センチ以上  女性は、90センチ以上が基準です。  40、50代の男性のみなさん、おなかが出てきたなと思ったら、要注意です!!  秦野市国保の医療費の半分以上が、生活習慣病にかかるものです。  また年々、生活習慣病上位3疾病にかかる医療費が増えていることが分かります。  医療の高度化や高齢化に伴い、医療費は増加しています。 がん検診の登録を  がんの早期発見のためには、定期的にがん検診を受けることが大切です。がん検診は、対象年齢に達している人なら、どなたでも登録をして受診することができます。現在、平成27年度のがん検診の登録を受け付けています。 登録方法  登録をしていない人、過去3年間受診をしていない人は、登録用紙(市役所2階健康づくり課、公民館、駅連絡所、医療機関などにあります。)に必要事項を記入し、健康づくり課へ持参または郵送 問い合わせ 健康づくり課☎(82)9603 検診 対象者 内 容 男女共通 胃がん 40歳 以上 胃部X線撮影 大腸がん 便による潜血反応検査 肺がん 胸部X線撮影 ※必要時は喀痰検査 女性 乳がん 視診、触診及びマンモグラフィ検査の併用検査 子宮頸 がん 20歳 以上 細胞検査、内診 男性 前立腺 がん 50歳 以上 採血によるPSA検査 ※ 転入や退職等、受診機会を無くされた人は、平成26年度分の登録として受け付け中です。健康づくり課にお問い合わせください。 ジェネリック医薬品(後発医薬品)を 上手に活用しましょう!  ジェネリック医薬品とは、最初に作られた薬(先発医薬品)の特許が切れた後に、厚生労働省の認可のもと、製造・販売された薬です。 先発医薬品と同じ有効成分なので、同等の効き目があります。開発コストが少ない分、先発医薬品より約2~7割も安価です。 上手に活用するポイント ① ジェネリック医薬品を希望する場合は、価格や副作用など異なる点を医師、薬剤師に確認しましょう。 ②短期間で試せる分割調剤を利用しましょう。 ③かかりつけの薬局をもちましょう。 問い合わせ 国保年金課☎(82)9613