広報はだの5/1号 4面 平成26年度の財政状況  皆さんが納めた税金などが、どのように使われているかを知っていただくため、条例に基づき毎年5月と11月に財政状況を公表しています。今回は、平成27年3月31日現在の平成26年度予算の執行状況と、今後の財政の運営方針をお知らせします(1万円未満四捨五入)。 一般会計予算の執行状況  平成26年度一般会計の当初予算額は、466億1000万円でしたが、補正予算で、13億8578万円増額の総額479億9578万円になりました。一般会計の収入済額は、総額435億3566万円で収入率は90・7%です。最も多いのが市税で、54・2%を占めています。一方、支出済額は、総額419億5586万円で執行率は87・4%です。収入率に比べて執行率が低い理由は、建設工事などの支払いが4月以降にあるためです。  支出した主な事業は、カルチャーパーク再編整備に伴う園路や広場などの改修、鶴巻温泉駅南口周辺の整備、生活保護費、児童手当費などです。 整備されたカルチャーパーク第4駐車場 平成29年度完成を目指し鶴巻温泉駅南口を整備 未来に向かって輝き続けるまちへ  評価替えや新築家屋の減少などにより、固定資産税などの市税収入が減る一方、高齢化が進み、社会保障関係経費が増え続け、本市の財政は、依然として厳しい状況です。そうした中でも、将来にわたって安定した行政サービスを提供するため、常に健全財政を意識しながら、平成27年度は「出産・子育て支援」、「地域経済の活性化」、「安全・安心で人にやさしいまちづくり」に重点的に取り組んでいくとともに、未来に向かって輝き続けるまちづくりを進めていきます。 問い合わせ 財政課☎(82)5116 収入・支出の状況 市有財産の状況 種     別 現在高 (面積・金額) 対前年度(同期) との増減 主な増減理由 土     地 177万6164㎡ 3万5995㎡ カルチャーパーク整備事業用地の購入など 建     物 32万1179㎡ 3165㎡ 定住化促進住宅(旧民間社宅)の購入など 地  役  権 2665㎡ なし — 有 価 証 券 1275万円 出資による権利 1億1558万円 -2億1000万円 出資金の返還 債     権 7107万円 -1391万円 住宅新築等資金貸付金債権回収(新規貸付なし) 基金(一般会計) 財政調整基金 33億1782万円 -1億5217万円 繰越金・利子などの積立て 一般会計への繰り出し 公共施設整備基金 2億1030万円 1億2621万円 一般会計からの繰り入れなど 職員退職給与準備基金 7億1347万円 5988万円 住宅新築等資金借入金償還準備基金 8561万円 -1690万円 一般会計へ繰り出し 文化振興基金 6218万円 858万円 一般会計からの繰り入れなど みどり基金 818万円 17万円 利子・寄付金・その他 スポーツ振興基金 235万円 21万円 地下水汚染対策基金 67万円 9万円 土地開発基金 現金 2億1061万円 -3043万円 土地買取りによる減 土地 1333㎡ 835㎡ 土地買取りによる増 9639万円 3043万円 市民1人当たりの市税負担 ※平成27年4月1日現在の平成22年国勢調査結果確定数に基づく推計人口16万8204人で算出 市債の状況  一度に多額な経費を必要とする道路や下水道、学校などの施設整備のため、銀行などから借り入れる資金のことを市債といいます。公平性の観点から、将来にわたり施設を利用する市民にも負担を求めるため、市債という長期の借金をしています。市債残高は年々減少しています。今後もできる限り市債に頼らないようにし、引き続き縮減に努めます。 区  分 市債の現在高 市民1人当たり 一般会計 324億7940万円  (-5億3615万円) 19万3095円  (-9909円) 国民健康保険 事業特別会計 3000万円  (-3000万円) 179円  (-177円) 下水道事業 特別会計 358億1000万円  (-3388万円) 21万2896円  (-800円) 水道事業会計 76億7330万円  (-1億4809万円) 4万5619円  (-1167円) 合  計 759億9270万円  (-7億4812万円) 45万1789円  (-1万2053円) ※市民1人当たりの市債の額は、平成27年4月1日現在の平成22年国勢調査結果確定数に基づく推計人口16万8204人で算出。( )内は対前年度(決算額)との増減 一時借入金  一時借入金とは、国や県からの補助金などの収入が遅れたため、市が支払う資金が一時的に不足したときに借り入れるお金のことです。平成27年3月31日現在、一時借入金はありません。