○5月15日特集号 表面 平成27年(2015年)5月15日 公共交通特集号 公共交通をみんなで乗り支えよう!  市内には、小田急線の4駅を中心に路線バスが運行しています。みなさんは、これらのバスが「走っているのは当たり前」と考えていませんか?  少子高齢化や自家用車の普及により、全国的に路線バスをはじめとした公共交通の利用は減少しています。市内のバス利用者は、平成10年度約1219万人だったものが、平成24年度は約911万人と、15年間で約25%も減少しています。  利用者の減少により、路線バスの廃止や減便などが進み、利便性が低下し赤字路線が拡大。その結果、赤字路線は廃止され利便性低下が進み、さらなる利用者の減少という悪循環(負のスパイラル)に陥っています。  路線バスが「走っているのは当たり前」という時代ではなくなっています。 こんなに利用が減っているんだ 秦野市の公共交通を考える。  公共交通は、住民生活になくてはならない大切なライフラインです。そのライフラインの一部が存続の危機に陥っています。では、なぜ負のスパイラルに陥ってしまったのでしょうか。そして、今後私たちはどうしていけばよいのでしょうか? みんなで乗り支えよう 未来のために、今できること  バスがなくなって一番困るのは、車を運転できない住民(高齢者や子ども等)です。通学、通院、買物などに必要な移動手段の確保が必要です。  車を運転できる人は、バス路線の廃止は関係ないと思うかもしれませんが、高齢になり、車を運転できなくなる時が来るかもしれません。自分には関係ないではなく、「いつかは自分も必要になる」という意識を持つことが必要ではないでしょうか。  未来に残すために、今できることは、日頃から公共交通を利用して、「みんなで乗り支え、守り育てる」ことです。  まずは、バスで「おでかけ」しませんか。 公共交通に関する問い合わせ 秦野市都市部公共交通推進課 秦野市桜町1-3-2 西庁舎2階 電話:0463(82)9644(直通) メール:k-kotsu@city.hadano.kanagawa.jp ホームページ 秦野市 公共交通 検索 乗合バス事業への参入・退出の自由化の影響  平成14年2月道路運送法の改正により、乗合バス事業者の新規参入・退出が容易になりました。  大都市では競争原理が働き、サービス水準が向上する路線が生まれる一方で、地方では不採算路線の撤退が進み、バス路線を維持するためには、自治体が補助して維持するようになるなど、乗合バスを取り巻く環境は大きく変わりました。  本市では既に、6路線が廃止、1路線が再編、3路線が減便になっています。 これまでの本市の取組み  路線バスは市民生活に密着した交通手段であり、特に高齢者や子どもの移動手段として不可欠であることから、公費を投入してバス路線の維持・確保に向けた取組みを行っています。 系統数の確保 新規路線の開設 バス事業者への運行補助 バス折り返し場の確保 路線バス中乗り前降り方式のための停留所整備 バスロケーションシステムの導入補助51系統(H14)⇒53系統(H24) 1路線(戸川台路線 H26) 3,000万円(H17~H23) 約326万円 3か所(H26) 約57万円  12か所 約1,138万円 利用者 年間約117万人(H26)※バスロケーションシステムとは、自宅のパソコンや携帯電話から、路線バスの運行状況やバス停へのバス接近情報などをリアルタイムに検索できるシステムです。 ○5月15日特集号 裏面 平成27年(2015年)5月15日 秦野市の地域公共交通。知ってますか?乗ってますか?  市では、より便利な移動を実現するため、地域と連携して路線バスの運行していない不便な地域を運行する、乗合タクシーを支援しています。 乗合タクシー ○路線固定型乗合タクシー 渋沢駅・秦野赤十字病院ルート 【渋沢駅南口⇔秦野赤十字病院】 大人200円・250円・300円 おおね台ルート 【東海大学前駅南口⇔おおね台】 大人200円 ○デマンド型乗合タクシー 【渋沢駅南口⇔渋沢・栃窪居住地域】 1乗車350円 往復・ペア割あり。 要登録・予約 ○上地区乗合自動車 【渋沢駅北口⇔湯の沢・みくるべ・柳川八沢】 大人200円・250円・300円 便利な高速バスがさらに充実!東名秦野バスストップから全国へ。  乗り換えなく比較的安価に利用でき、大きな荷物があっても安心して移動できるのが高速バスです。市内から全国へアクセスできる便利な交通手段です。  東名秦野バスストップには、昼間は①東京駅-静岡駅線、②新宿駅-御殿場・箱根線、③羽田空港・横浜駅-箱根線の3路線が走っています。また、4月からは、④名古屋・大阪・鳥取方面に向かう夜行高速バスも停車するようになりました。なお、インターチェンジに隣接する高速バス利用者用無料駐車場は、最大22台駐車できますので、ご利用ください。 夜行高速バス~運賃が安く経済的~ 行先 出発時刻 (東名秦野バスストップ) 到着 時刻 運賃(目安)※ 【参考】鉄道を利用した場合 平日 土・休日 運賃 利用機関 名古屋 1:50 5:45 約2,000円 約4,000円 約10,000円 私鉄・JR・新幹線 0:40 5:30 大 阪 (梅田) 0:00 6:00 約3,000円 約6,000円 約14,000円 鳥 取 23:45 9:25 約4,000円 約8,000円 約17,000円 ※運賃は目安であり、運行日や予約状況により変動します。 ■高速バス利用時の注意事項 ・高速道路を運行するため、満席の場合は乗車できません。 ・③羽田空港・横浜駅−箱根線及び④夜行高速バスについては事前予約制です。 ※詳細については公共交通推進課ホームページをご参照ください。なお、運行ダイヤ、運賃、乗車券の予約・購入方法等については、各運行事業者へお問い合わせください。 開発指導課特集 上地区に家を建てませんか さと地共生住宅開発許可制度  上地区の少子高齢化・人口減少対策の一つとして、「さと地共生住宅開発許可制度」が平成25年4月1日から始まりました。この制度を活用して、今まで利用できなかった土地に新しく家を建てることができます。 家が建つか調べてみよう! 上地区内(菖蒲、三廻部、柳川、八沢)の土地である。 ①3ヘクタールの円や、長方形の中に10戸以上の建物の敷地がある。 または ②50mを超えない間隔で、50戸以上の家が立ち並んでいる。(下図参照) 幅4m以上の道路に2.5m以上接している。 ・災害が発生するかもしれない土地 ・優良な農地 ・自然風景が守られるべき土地 このような土地ではない 土地の面積が 300㎡以上 3000㎡未満 ※建物は専用住宅に限る  お考えの土地は、この制度で家が建つ可能性があります。開発指導課で相談を受け付けていますので、お電話かご来庁をお待ちしています。 秦野市都市部開発指導課 秦野市桜町1-3-2 西庁舎2階 電 話:0463(83)5123(直通) メール:kaihatu@city.hadano.kanagawa.jp ※詳しくは開発指導課までご相談ください。