◯広報はだの16年1月1日号特集号表面 平成28年(2016年)1月1日 公的年金収入400万円以下の方は注目! 市・県民税申告書は 必要?不要? カンタンチェック  市内に住む、今年70歳になる秦野太郎さん。おととしアルバイトを辞めて、昨年(平成27年中)は公的年金の収入だけで生活しています。  年が明けて確定申告の時期が始まりますが、今年はどんな申告をすればいいのでしょう?  税金の博士が答えてくれています。 私は平成27年中の収入が、公的年金収入400万円以下であるし、他の所得も20万円以下だから、確定申告をする必要はないよね? たしかに所得税の還付がなければ、確定申告は必要ありませんね。 でも市・県民税申告書の提出は必要かもしれません。 市・県民税申告書ってなに? 市役所に提出する「所得」と「控除」の申告書です。 間違いやすいですが、 税務署に提出する確定申告書は所得税の申告書、 市役所に提出する市・県民税申告書は個人住民税の申告書です。 所得税と個人住民税(=市・県民税)は別の税金だものね。 そうですね。所得税の確定申告は必要なくても、適正な税額を算出するために、市・県民税申告書を提出する必要がある方がいます。 申告しないとどうなるの? 適正な市・県民税の算出には、すべての所得と控除両方の情報が必要です。たとえば生命保険料控除や医療費控除などがある場合、それらは市役所で把握できないため、申告しないと本来より税額が高くなってしまう可能性があります。 でも、自分が市・県民税申告書を提出すべきかわからない・・・ 1月中旬頃に秦野太郎さんのご自宅に届く、「公的年金等の源泉徴収票」と、下の5つのチェック項目を見てみるだけでわかります! 源泉徴収票とは、1年間の年金支払額、その年金から差し引かれた所得税額、社会保険料や、扶養親族の内容等が記載されているものです。源泉徴収票に記載されている控除以外にさらに控除がある場合(または内容に変更がある場合)は、市・県民税申告書を提出する必要があります。 あなたは市・県民税の申告が 必要ですか?不要ですか? 公的年金等の源泉徴収票で チェックスタート! その前に… 以下①~③に当てはまる方は、申告不要です! ①65歳以上で、公的年金のみの収入で155万円以下の方 ②65歳未満で、公的年金のみの収入で105万円以下の方 ③確定申告書を提出する方 ※65歳以上の方:昭和26年1月1日以前に生まれた方 ※65歳未満の方:昭和26年1月2日以後に生まれた方 問1 平成27年中に支払った、 生命保険料、地震保険料は ありますか? ある→申告が必要です ない→問2へ 問2 この年金から天引きされた、 社会保険料の金額です。 Ⅰ の金額以外に、納付書や口座振替で支払った社会保険料(※)はありますか? ※社会保険料とは、国民健康保険税、後期高齢者医療保険料、介護保険料等のことです ある→申告が必要です ない→問3へ 問3 扶養している配偶者の有無が記載されています。 1.扶養している配偶者はいますか?   【1】 いる ・ いない ※老人控除対象配偶者とは、昭和21年1月1日以前に生まれた方です 2.【1】と、源泉徴収票の   欄に   相違はありませんか? ある→申告が必要です ない→問4へ 問4 扶養している親族の人数と、 そのうちの障害者の人数が 記載されています。 1.実際に扶養している親族の人数と、そのうちの障害者の人数は何名ですか?    ※控除対象配偶者以外   【1】   名(うち障害者   名) 2.【1】と、源泉徴収票の   欄に   相違はありませんか? ある→申告が必要です ない→問5へ 問5 ご本人の障害の有無、 寡婦(夫)控除の有無が 記載されています。 1.ご本人は、障害や寡婦(夫)控除に該当しますか?   【1】 する ・ しない 2.【1】と、源泉徴収票の   欄に   相違はありませんか? ある→申告が必要です ない→申告不要です ▼公的年金等の源泉徴収票 申告書の入手方法 昨年中、平成27年度市民税・県民税申告書を提出した人には、1月18日(月)に郵送します。 ・郵送されない人は、市民税課の窓口、駅の連絡所で配布、または郵送で取り寄せできます。 ・市ホームページからダウンロードできます 申告に必要なもの ①印鑑 ②源泉徴収票 ③社会保険料、生命保険料、地震保険料等の支払証明書 ④障害者控除を受ける人は手帳など ⑤医療費控除を受ける人は医療費の領収書原本(合計額は事前に計算してください)、保険等で補てんされた金額が分かるもの ⑥寄附金証明書(平成27年中に寄附をされた方) 医療費がある方は、 裏面Q6で申告すべきか チェックしましょう!