公共交通特集号 平成28年(2016年)11月1日発行 表面 ~持続可能な、たくましい地域公共交通を目指して~ 地域公共交通って…必要?  秦野市内を運行している鉄道、バス、タクシーなどは、通勤・通学や通院、買い物などに利用され、私たちの生活に欠かすことのできない地域公共交通です。  しかし、このままではなくなる可能性もあります。大切な財産である「地域公共交通」を守るために、皆さんも考えてみませんか。 コミュニティタクシー 路線バス デマンド型乗合タクシー ロマンスカー (全国的傾向) クルマが普及し移動はクルマ中心の生活に変化 → バスの利用者が減少。バスを走らせても乗客がいない。 → 乗客がいなければバスを走らせても赤字が増すばかり。 → 赤字を減らすために運行本数を減らしたり路線の廃止に至ります。 → どうなる?誰が困りますか?(今の自分には関係ないで済みますか?) みんなで乗り支え、守り育て、未来に残す 持続可能なたくましい地域公共交通  自家用車の普及や人口減少、少子高齢化の影響などにより、全国的にみてもバスの利用者数は減少傾向にあり、路線の廃止や減便などが進むとともに、公共交通利用者がさらに減少するといった負のスパイラルに陥っている状況にあります。秦野市も例外ではありません。  このような厳しい状況の中、持続可能な地域公共交通に必要とされるのは「たくましさ」ではないでしょうか。 必要とされる「たくましさ」  地域公共交通を支える主体である住民・事業者・行政の「たくましさ」(企画力・行動力・マネジメント力・協働力・リーダーシップなど) 3者が「たくましさ」を持ち協働する → 持続可能なたくましい地域公共交通 持続可能な地域公共交通 交通事業者 独立採算性が図れるような事業体制の構築 行政 地域住民、関係機関との調整 地域住民 「地域の足は自ら守り乗り支えていく」という意識を強く持つ 皆さんの協力が必要です 「将来のことを考えると、地域公共交通はあったほうがいい」と思っているだけでは何も変わりません。 地域公共交通は、あって当たり前ではない。 地域公共交通は、利用しないとなくなってしまう。 このことを私たち一人ひとりが認識し、行動に移すことが大切です。 地域公共交通を未来に残していくために必要なことは、みんなで協力して、 地域公共交通の確保・維持に取組んでいくことです。 たまには、クルマの利用を控えて、バスに乗ってみませんか。 見つめなおそう‼ クルマの利用 「交通スリム化キャンペーンはだの」を、11月7日㈪~12日㈯まで実施します クルマの利用を控えて、普段の移動を公共交通機関へ。まずはできる日に、できることから始めてみませんか。