宮永岳彦 本を描く2017年9月21日~2018年5月20日
問い合わせ番号:15029-5295-2449 登録日:2018年5月31日
会期
常設展示室 2017年9月21日(木曜日)~2018年5月20日(日曜日)
洋画家・宮永岳彦(1919年~1987年)は、戦前、松阪屋宣伝部のデザイナーとして出発し、戦後はグラフィックデザイナーとして幅広く大衆に向けた作品を発信しました。その一方で油彩画を描き続け、さらに、新聞や週刊雑誌で連載される小説の挿絵や書籍の装幀も手掛けています。
宮永は「さしえにはさしえの美学がある」と、この仕事に対して強い意志をもってあたり、そこには単に作家が物語に込めた意図や作中風景を読み込むだけでなく、読者を意識しながら、時代の息づかいや熱気が表現されました。
本展では、装幀原画をはじめ、挿絵や油彩画など、文学にまつわる作品を数多く御紹介します。多彩な技術により柔軟な筆触りの表現が可能であった宮永ならではの挿絵や表紙画は、作家や読者からも好評を得ました。多くの人々に親しまれた文学作品の一端を、文章からではなくイメージからお楽しみください。
展示作品一例
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装幀原画 大藪春彦著 『野獣死すべし』 |
装幀原画 遠藤周作著『ヘチマくん』 | 油彩画 『翔』 1980 80F |
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装幀原画 川上宗薫著 『傾斜面』 |
装幀原画 佐野洋著 『見習い天使』 |
水墨画 『熱帯魚』1969 |
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