秦野市の林業

秦野市は市域の約53％を森林が占めており、豊かな自然環境に恵まれています。

秦野市ではその森林を適切に管理し、次世代にその貴重な資産を受け継ぐために積極的に森林整備を実施しています。

また、秦野盆地を囲む森林は市民の皆様が利用する地下水のかん養に重要な役割を果たし、その観点からも森林は市民の皆様の生活に直結しており、継続的な管理が必要とされています。

しかし、木材価格の低迷から森林の持つ経済的価値が低下し、森林所有者の管理に対する意識が薄くなってきています。保育、伐採、販売のサイクルが円滑に運営されることが継続的な管理には欠かせません。

秦野市の森林は神奈川県全体の森林面積の約5.7％を占めるにすぎませんが、木材生産量は県全体の約17％で県内トップクラスのシェアとなっています。

秦野市では森林所有者から管理を受託している秦野市森林組合や株式会社諸戸林業の林業事業者が伐採、販売を積極的に進めており、行政もその運営を支援しています。