化学物質過敏症を知っていますか?
問い合わせ番号:16190-5304-4953 登録日:2021年5月6日
化学物質過敏症とは、生活環境中の極めて微量な化学物質に接することにより、多彩な不定愁訴を呈する症候群であるとされています。
シカゴ大学のCullen MRらのグループの定義が一般的であり、「過去にかなりの化学物質に一度接触し急性中毒症状が出現した後か、または生体にとって有害な化学物質に長期にわたり接触した場合、次の機会にかなり少量の同種または同系統の化学物質に再接触した場合にみられる臨床症候群」とされています。
発症の仕組みについては未解明な部分があり、治療法も確立されていません。
いったん過敏症になると、わずかな量の化学物質に対しても症状が現れるようになります。
主な症状
嗅覚過敏、眼・鼻・喉の刺激症状、皮膚の紅斑・掻痒感、頭痛、めまい、吐き気等があります。
原因となるもの
症状を誘発させるものとして、農薬、自動車の排気ガス、住宅建材、殺虫剤、接着剤、塗料、日用品(洗剤、整髪料、柔軟剤など)等があげられています。
症状を軽くするためには
症状を誘発する原因物質に近づかないこと、早期に離れること、滞在時間を短くすること、使用を控えることが有効です。
化学物質過敏症のご理解とご協力をお願い致します
身の回りの何気ないものが影響し、苦しい思いをしている人が周囲にいるかもしれません。
洗剤、柔軟剤、香水などの香りは過度にならないようにしましょう。また、住宅地などで農薬や除草剤を使用する場合には使用量の削減及び飛散防止に努めましょう。
関連情報
このページに関する問い合わせ先
所属課室:環境産業部 生活環境課 環境指導担当
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