風水害・土砂災害時の避難基準が変わりました
問い合わせ番号:15596-0912-9440 更新日:2021年5月21日
避難基準における「避難勧告」と「避難指示」が一本化されました。
背景
平成30年7月に発生した西日本豪雨を受け、内閣府では令和元年5月から5段階の警戒レベルを用いて、住民の直感的な避難行動を支援していましたが、避難勧告で避難すべきであることが理解されていないことや避難勧告と避難指示の違いが理解されておらず、避難指示が発令されるまで避難しない「指示待ち」の人が多いことなどから、災害対策基本法の一部が改正され、令和3年5月20日から避難勧告と避難指示が一本化されました。
警戒レベルとは
居住者がとるべき行動と居住者に促す情報を関連付けるためのものです。
警戒レベルを用いて配信された情報から、行動を直感的に理解することで、居住者等が避難の判断をするタイミングが明確になりました。
避難情報等 | 居住者等がとるべき行動等 |
---|---|
【警戒レベル5】 緊急安全確保 (市が発令) |
・発表される状況:災害発生又は切迫 ・居住者等がとるべき行動:命の危険 直ちに安全確保! ・発令の基準となる気象情報:大雨特別警報・氾濫発生情報 |
【警戒レベル4】 避難指示 (市が発令) |
・発表される状況:災害のおそれ高い ・居住者等がとるべき行動:危険な場所から全員避難 ・発令の基準となる気象情報:土砂災害警戒情報・氾濫危険情報 |
【警戒レベル3】 高齢者等避難 (市が発令) |
・発表される状況:災害のおそれあり ・居住者等がとるべき行動:危険な場所から高齢者等は避難 ・発令の基準となる気象情報:大雨警報・洪水警報 |
【警戒レベル2】 大雨・洪水注意報 (気象庁が発表) |
・発表される状況:気象状況悪化 ・居住者等がとるべき行動:自らの避難行動を確認 ・発令の基準となる気象情報:大雨注意報・洪水注意報 |
【警戒レベル1】 早期注意情報 (気象庁が発表) |
・発表される状況:今後気象状況悪化のおそれ ・居住者等がとるべき行動:災害への心構えを高める ・発令の基準となる気象情報:早期注意情報 |
本市の避難基準の伝達方法
市から発令する避難情報は、警戒レベル3から警戒レベル5までです。
防災気象情報、地域の特性、今後の予測等を踏まえ、市内全域又は対象地域に対して、発令します。
また、気象状況等によっては警戒レベル4から発令する場合もあります。
なお、警戒レベル1、2については気象庁から発表とありますが、テレビ等を通じて警戒レベル1、2の発令はありません。
注意事項
災害時は、気象庁や国土交通省などから、たくさんの防災気象情報がテレビ等で配信されます。
しかし、警戒レベルを用いた避難勧告等の発令は、皆さんと同じ防災気象情報を参考に、災害地域の特性、今度の予測等から対象地域を決定して市が発令するものです。
したがって、防災気象情報と市が発令する避難情報のタイミングが、必ずしも同時になるわけではありません。
市民の皆さんは、防災気象情報を参考にしながら「自らの命は自ら守る」意識を持ち、それぞれに合った早期の避難行動をとるようにしてください。
市が発令する方法
- 緊急情報配信メール(登録いただいている方のみ)
- 防災行政無線
- ツイッター
- テレビ
- テレホンサービス
秦野市緊急情報配信メールシステム
迅速な避難を実現するには、気象や河川水位等に関する情報を常に確認できるよう備えておく必要があります。秦野市では「秦野市緊急情報メール配信サービス」を提供しており、各種気象情報、洪水予報また警戒レベル等を踏まえた避難情報等を携帯電話やパソコン等に電子メールで配信しておりますので、災害情報の収集ツールとして強く登録を推奨しています。
また、同等の情報を秦野市防災気象情報 でも提供してますので、そちらもあわせてご活用ください。
詳しい内容は、秦野市緊急情報メール配信システムをご覧ください。
秦野市緊急情報メール配信システム
秦野市地区別防災マップ
秦野市では、各地区ごとにハザードマップを公開しています。
ハザードマップを活用して自分の住んでいる地域の危険な場所や最寄りの避難所などを確認しておきましょう。
関連資料
関連ファイル
このページに関する問い合わせ先
所属課室:くらし安心部 防災課 防災担当
電話番号:0463-82-9621