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帯状疱疹ワクチンについて

問い合わせ番号:17185-9896-6004 登録日:2024年4月5日

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帯状疱疹とは

帯状疱疹は、水痘(水ぼうそう)と同じウイルスで起こる皮膚の病気です。日本人成人の90%以上は帯状疱疹の原因となるウイルスが体内に潜伏しており、過労や疲労、ストレスなどで免疫力が低下するとウイルスが活性化して帯状疱疹を発症します。
50歳以上になると発症率が高くなり、80歳までに約3人に1人が帯状疱疹になるといわれています。

帯状疱疹の症状

はじめに皮膚に神経痛のような痛みが起こり、ピリピリ・チクチクといった痛みや、焼けるような痛みを感じます。その後、水ぶくれを伴う赤い発疹が出現します。
帯状疱疹の特徴は、体の左右どちらかに見られ、強い痛みがあることです。症状は3~4週間程度続きます。
このような症状が出た場合、できるだけ早く医療機関を受診し、治療してください。

帯状疱疹後神経痛(PHN)

帯状疱疹の代表的な合併症の一つに、発疹がなくなった後も長期に渡って痛みが残る帯状疱疹後神経痛(PHN)があります。
帯状疱疹患者の約20%で起き、特に加齢が発症リスクや痛みの程度等に関与するとされています。痛みは数か月から数年持続します。症状の程度は個人差がありますが、持続性の痛みにより睡眠や日常生活に影響を及ぼすこともあります。

帯状疱疹は予防・早期発見・早期治療が重要

帯状疱疹予防には、日頃の体調管理が重要です。バランスのとれた食事、十分な睡眠、適度な運動など、できるだけ健康的な生活を心がけ、免疫力を低下させないようにすることが大切です。
また、帯状疱疹では、抗ウイルス薬や痛みを抑える鎮痛薬などを使います。抗ウイルス薬による治療は、できるだけ早く開始することが大切ですので、痛みを伴う発疹を見つけたら早めに医療機関を受診してください。

帯状疱疹ワクチンの接種について

帯状疱疹の予防には、ワクチン接種が有効です。
50歳以上の方、または帯状疱疹に罹患するリスクが高いと考えられる18歳以上の方は、任意接種(※)として受けることができます。
水ぼうそうにかかったことがある人は、すでに水痘・帯状疱疹ウイルスに対する免疫を獲得していますが、年齢とともに弱まってしまうため、改めてワクチン接種を行い、免疫を強化することで帯状疱疹を予防します。

※ 予防接種法に定められていない予防接種や定期接種の年齢枠から外れて接種するもので、個人予防として自らの意思と責任で接種を行うものをいいます。

現在、次の2種類のワクチンが接種できます。ワクチン接種については、かかりつけ医にご相談ください。

帯状疱疹ワクチンの接種について
名称

乾燥弱毒生水痘ワクチン
「ビケン」

乾燥組換え帯状疱疹ワクチン
「シングリックス筋注用」

種類 生ワクチン 不活性化ワクチン
効能 水痘(水ぼうそう)・帯状疱疹の予防 帯状疱疹の予防
効果 発症予防 50~59歳 約70パーセント 50歳以上 約97パーセント
60歳以上 約50パーセント 70歳以上 約90パーセント
持続性 5年程度 10年程度
副反応

 ・注射部位の赤みや腫れなど
・不活性化ワクチンに比べ発現率低い
・まれにアナフィラキシーや血小板減少性紫斑病などが現れる

・ 注射部位の痛み、腫れ、赤み、発熱、頭痛など
・生ワクチンに比べ発現率は高い
・まれにアナフィラキシー反応を含む過敏症状が現れる

接種対象者  50歳以上の者 50歳以上の者
または、帯状疱疹に罹患するリスクが高いと考えられる18歳以上の者 
接種方法  皮下注射 筋肉内注射 
接種回数  1回 2回 
価格  8,000円程度  20,000~30,000円程度/1回
帯状疱疹ワクチンは任意接種であるため、全額自己負担となります。
接種費用は医療機関ごとに定められていますので、医療機関へお問い合わせください。
注意事項  既往歴等により、接種できない場合があります 2回の接種で、接種が完了します
2回目は、1回目の2か月後以降6か月以内のなるべく早い時期に接種してください

 注記:どちらのワクチンを受けるかについては、医師と相談のうえ、個人の判断で決めてください。

予防接種を受けるに当たっての注意事項

予防接種は多くの方々に重症化予防というメリットをもたらしますが、接種後、はれたり、熱が出る等の症状が出るケースがあり、まれではありますが、重篤な症状を引き起こす可能性もあります。接種に当たってはワクチンの効果とリスクを十分に考慮したうえ、個人の判断により接種を受けてください。

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このページに関する問い合わせ先

所属課室:こども健康部 健康づくり課 健康づくり担当
電話番号:0463-82-9603

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